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医師や看護師が書いたブログというのは割と見かける気がします。
大手のサイトにも看護rooとかありますし、イラストや漫画を描いて連載を持ってる医師・看護師の方も多いですね。ところが他の医療職の方のブログや漫画ってあまり見なくないですか? そういう私もあまり医療系記事を書いてないです。なぜなんでしょう? 私が考えるにおそらく……。

医師以外の医療スタッフ=コ・メディカルスタッフの仕事とは

医師・歯科医師以外の医療従事者をコ・メディカルスタッフと呼びます。

詳しいことは例によってWikipediaをどうぞ。→コ・メディカルスタッフとは

一応私がここで言うコ・メディカルスタッフとしては、基本ベースとして私の職業である「臨床工学技士」を中心に、「総合病院」あるいは「大学病院」といった組織にはほぼ必ずいる

  • 薬剤師
  • 臨床検査技師
  • 診療放射線技師
  • 臨床工学技士
  • 理学療法士
  • 作業療法士
  • 言語聴覚士
  • 視能訓練士

といった職業のことだと思ってください。

ただ、申し訳ありませんが理学療法士や作業療法士といった下四種のリハビリ系のコ・メディカルスタッフは私にはかなり畑違いすぎて彼らの事情はまるで分かりませんので詳細は語れないと前置きさせていただきます。検査技師や放射線技師はまだかかわるので多少は……。

 

さて、皆さんは看護師ブログや薬剤系ブログ、リハビリブログといったジャンルのブログをご覧になったことはあるのではないかと思います。これらのブログは比較的あるような気がします。

ですが放射線技師ブログとか臨床工学技士ブログって少なくないですか?あることはありますけど医師ブログ、看護師ブログほどではない印象。

私は臨床工学技士ですが、このブログを「臨床工学技士ブログ」と言えるかどうかといえば……。

答えはNOですね。分かり切ってます。テーマに一貫性がないただの雑記ブログというかほぼ日記みたいな……。つまり中身がn
難聴MEということで難聴ネタを扱ったりしてますが、その手の記事も少なく最近は趣味の事ばかり書いてる気がします。気がしますじゃなくて実際趣味の事ばかりですね。ダメだコイツ。

 

ではなぜこの手の職業ブログは少ないのでしょう?

ぶっちゃけどうでもいいかもしれませんがちょっとだけ言い訳と言うか理由を考えてみたのでよろしければお付き合いください。

ではまず最初に、私の職業でもある臨床工学技士というものについて、簡単に書いてみたいと思います。

臨床工学技士というコ・メディカルスタッフを知っていますか?

まずお聞きします。

先ほどあげた看護師以外のコ・メディカルスタッフ。

  • 薬剤師
  • 臨床検査技師
  • 診療放射線技師
  • 臨床工学技士
  • 理学療法士
  • 作業療法士
  • 言語聴覚士
  • 視能訓練士

これらの職業で、名前を聞いただけでどんなことをしてるか分かる、あるいは想像がつくものってありますか?

 

きっと「臨床工学技士」以外は何となくわかるのではありませんか?

 

薬剤師なんかメジャー過ぎる薬のプロフェッショナルに決まってますし検査技師は患者の検体から色々成分を分析して~とか血液検査したり輸血を扱ったりとイメージできますね。
そして放射線技師はレントゲンやCT、MRIで皆さんお世話になってるはず。

作業療法士や理学療法士の方はなんとなくリハビリ系だなと分かりますよね。

視能訓練士や言語聴覚士なんかそのまんまですし。

 

では臨床工学技士は?

 

まあ答えられる人はほとんどいないと思います。

せいぜい人工透析を受けている人が「透析の機械を扱ってる人」と認識しているかなーくらいで。

 

そう、私の職業でもある「臨床工学技士」という仕事は、悲しいくらい知名度が低いのです……。

 

一般の人から見ると「どんな仕事をしているのか想像が出来ない」という職業です。医療系に興味があればいいですが、そうでない人はこの手の職業の知識をどこから仕入れるのでしょう。

 

思いつくのは医療系ドラマ医療系漫画のどちらかですね。

ドクターXや医龍といったドラマは比較的コ・メディカルスタッフにもスポットが当てられることがありましたが……。

ところがせっかく出てきても何故か、悲しいくらい情けない役が多い。苦情ものです……。ぷんすかぷん!

言っておきますけどこの手のドラマ・漫画は誇張され過ぎているか設定があり得ないことが殆どなのであてになりません。ツッコミどころ満載です。それが面白いから別にいいのですが実際もドラマや漫画のようだと思われるのは困ります。

そもそも細かいところを言うと「臨床工学技士であって「臨床工学技師」でも「臨床工学士」でもありません。ここはなんと病院の求人欄でも混同されている始末。我々のヒエラルキーがいかに下層かおわかりいただけただろうかこんちくしょう。

 

そんな背景があるので、一般の方はまず「臨床工学技士」という仕事があることを知らないことが殆どです。

 

進路をどうするか思案した段階で、医療系職業をググったりしてみて初めて知るか、家族親戚にその手の職業についている場合くらいしか知らないのではないかと思います。

 

さらに言うとこの「臨床工学技士」という仕事。

 

ものすごく業務内容を説明しづらい

 

という難点があります。
試しにWikipediaの職業概要を見てみましょう。

 

臨床工学技士(CE、ME)の定義
「臨床工学技士」とは、厚生労働大臣の免許を受けて、臨床工学技士の名称を用いて、医師の指示の下に、生命維持管理装置の操作(生命維持管理装置の先端部の身体への接続又は身体からの除去であって政令で定めるものを含む。)及び保守点検を行うことを業とする者。「生命維持管理装置」とは、人の呼吸、循環又は代謝の機能の一部を代替し、又は補助することが目的とされている装置をいう(臨床工学技士法第2条)。

臨床工学技士(CE、ME)の業務
臨床工学技士は、医師の具体的な指示を受け、診療の補助として、厚生労働省令で定める生命維持管理装置の操作及び保守点検を行う。その業務を行うに当たっては、 医師その他の医療関係者との緊密な連携を図り、適正な医療の確保に努めなければならない。ただし、保守点検については医師の指示なく行うことができる。 また、医師の具体的な指示を受けなければ、厚生労働省令で定める生命維持管理装置の操作を行ってはならない(臨床工学技士法第37条、第38条、第39条)。

近年の動向
集中治療室、手術室、心臓カテーテル検査室、ペースメーカなど業務拡大が著しく、医療機器産業ビジョンに臨床工学技士の積極的な活用が明記されるなど国際的な活躍も期待されている。[2] また、平成28年度診療報酬改定における特定集中治療室管理料1の施設基準に「専任の臨床工学技士が、常時、院内に勤務していること。」と明記されたことで、集中治療室における臨床工学技士配置の必要性が高まっている。

どうですか? 臨床工学技士がどんな仕事してるか分かりました?

そんなわけないですよね。

 

だってこの説明じゃ私にも一体何をやってるか分かりませんもの。

 

……説明しづらいんですよ。

 

臨床工学技士の仕事は説明しづらい

ともすれば同じ医療者にすら理解されにくい仕事をしています。しかしこれは臨床工学技士に限ったことではありません。医療職と一口に言っても数十種類あるのです。畑違いの業種だと本当に何やってるのか分からないことはしばしばあります。

ですがそれを差し引いても臨床工学技士はちょっと特殊だと思います。最悪なのは医師ですら私たち臨床工学技士の業務を正しく理解していないこと。

試しに臨床工学技士が実際に病院内で行っている業務を、私の病院の例を基になるべく具体的に列挙してみましょう。

臨床工学技士の業務
  • 人工呼吸器の保守点検・管理
  • シリンジポンプ・輸液ポンプの保守点検・管理
  • 人工透析装置の保守点検・管理・操作
  • 人工心肺装置の保守点検・管理・操作
  • その他体外循環装置の保守点検・管理・操作
  • ペースメーカーに関わる諸業務(機器設定・管理・外来による定期的なチェックなど)
  • 手術医療機器の保守点検・管理
  • 内視鏡装置の保守点検・管理・操作
  • ロボット手術器(ダ・ヴィンチなど)の保守点検・管理・設定・術前準備
  • 院内ガス配管の管理
  • 医療機器安全管理
  • その他(施設によっては手術中の器械出しを行うこともある)

いかがでしょうか。これでもかというくらいマニアックな専門用語だらけです。

医療者ならまだしも一般的にはなじみのない言葉だらけではありませんか?

一応これをひとまとめで説明できる魔法の言葉があります。

 

医療機器スペシャリスト

 

といえば大抵なんとなくわかってくれます。
注意が必要なのは「なんとなく」わかって「くれる」程度だということ。

一般の人にとっては病院内の機器はことごとく「医療機器」です。受付の自動発券機から手術室内のモニターまで、およそ機械という機械は医療機器だと思っています。

ところが実は医療者にもこう思ってる人が一定数います。特に看護師。

 

なにせ

 

医療モニターが点かない

録画ができない

電子カルテの電源が入らないあるいは通信できない

診療記録が印刷できない

手術室の漏電アラームが鳴ってる

 

これらすべての軽トラブルを何故か私に言ってきます。何でも屋か私は。

さらにさらに放射線を出す機械が壊れたと言って医者が私に直せと無茶振りしてくる始末ですからね。

 

放射線機器なんだから放射線技師に言ってくれよ\(^o^)/

 

まあなんだかんだ看護師も医師も、どの医療機器を臨床工学技士が見れてどの機械は放射線技師なのかなどといちいち区別してられないので何か医療機器っぽいものが壊れたり不調になったりしたらとりあえず臨床工学技士、というパターンは非常に多いです。特に手術室。

 

私はそんな手術室を専門のフィールドとしております。

よって臨床工学技士の中でも特殊中の特殊と言えます……。

 

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看護師以外のコ・メディカルスタッフ系ブログが少ない理由

ここまで書いてきた通り、臨床工学技士という職業は非常にわかりづらい仕事をしております。

さらに臨床工学技士の特徴としては以下の点があげられます。

  1. 看護師ほど患者に関わらないので引き篭もり傾向が強い
  2. 臨床工学技士あるあるネタ自体は割とあるけどマニアックすぎて一般の人には伝わらない
  3. 下手すると他の医療者にもわかってもらえない
  4. 体外循環、ペースメーカー・心臓カテーテルといったマニアな領域になると循環器系の医者より詳しい変態人がいる
  5. 内視鏡機器や医療機器など機械の領域でメーカーより詳しい変態人がいる
  6. 医療機器が壊れたときその場である程度直せる変態人がいる

お分かりいただけただろうか。

 

要するに医療関係者の中でも立場や業務がマニアック過ぎるのです。
そしてこれはおそらく他のコ・メディカルスタッフにも同じことが言えます。例えば臨床検査技師などの業務は、血液内科など分析系の医科でない限り、検査の詳細を知っている医師や看護師はほとんどいないでしょう。一般の方ならなおさらです。

診療放射線技師の方々も次々とレントゲンやCTを撮るのが仕事ですし、CTやMRIの分析など一般の方にはまず伝わりません。そもそも私もCTやMRIは読めません\(^o^)/ 腫瘍や血管の石灰化などは流石に分かりますが……。

 

そして何より私たちの仕事は基本的に地味です……。

 

 

これがブログを書きづらい一番大きな理由です。

 

まとめると

 

 

業務の専門性が高すぎて医療者にすら伝わらない事がある上に業務の内容が割と地味

 

 

であることが最大の難点。

 

それゆえ、ブログを書こうとしたときに記事のテーマを見つけづらい。

 

看護師ほどいわゆる「ドラマ」がないのです……。

 

こうした理由から、私が臨床工学技士系の記事を書いても「細かすぎて伝わらない」可能性が高く、「誰が読むのかニーズがわかりづらい」ため中々書けません……。

何かいいネタがあれば書いてみたいとは常々思っているのですが……。

何かないかなあ(^q^)

 

それにしても看護師って何故か割とイラスト描ける人とか多い印象ですね。医者も看護師も治療記録などを書くときに簡易的に絵で示したりすることがあるのでその影響でしょうか。

 

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