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障害者であることは就職に不利になるか?

 

障害者の就職について私の経験をもとに記載させていただきます。

 

まず私自身は生まれつき聴覚障害を持ってはいましたが、就職当時では障害者手帳をもっていませんでした。というのは聴覚障害者と認定されるほど悪くなかったからです。

ある程度聴力に不安のある方ならわかると思いますが、当時の聴力は右耳70㏈、左耳85㏈程度といった中度~高度難聴レベルでした。

補聴器は学生時代にとうとう常用になっていましたが、まだ障害者手帳の申請には至っていなかったのです。また、当時27歳くらいでしたので、障害者として認定されることに抵抗があったのかもしれません。

 

さて就職です。まずは履歴書を書きます。

ここ10年以上履歴書を見たことがないのでどういう内容を記入するのか忘れてしまいましたが、特徴だか何かを書く欄があったように思います。正直に聴覚障害について記入しました。

書類審査は特に問題なく通過し、本試験になりました。

大抵の就職試験がそうであるように、記述試験と面接です。

 

ここでいきなりこの記事を見に来られた方のために書いておきますが、私の職業は「臨床工学技士」と呼ばれる医療系技術職です。つまり就職先は病院です。

一部の同期には医療系メーカーに就職した者もいますが、やはり9割は病院でした。

 

さて、病院という特殊な職場において、障害者である自分は受け入れられるのか否か?

 

はっきり言って一般的な会社よりははるかに寛容なはずと期待していたのも事実です。

 

というのも、病院であるからこそ、様々な障害を抱えた人々を知っているからです。

 

もちろん不安材料もありました。

私が希望した病院が3次救急病院*1であったこと、3名募集のなかで、同時期の受験者が5名のうち、私だけが年齢が高ったこと(4名は現役生で22歳、私は27歳)です。

 

ですが隠したところで何もなりません。面接時に正直に聴覚障害があることを申告しました。

 

結論から言うと全く不利には働きませんでした。

 

面接時には院長、事務長、外科部長、臨床工学部長、臨床工学部主任とそれぞれの人事関係の上役や部署の長が並ぶわけですが、誰一人嫌そうな顔をされておられなかったのが非常に印象的でした。

 

その時に言われた部長の言葉が今も心に残っています。

 

「障害があろうがなかろうが仕事ができるなら問題ないよ」

 

まさにこれに尽きるのでしょう。

 

障害がなくても仕事が出来ない人は残念ながらいます。

 

それはハンデがあるとか物覚えが悪いとかそういった負の面からくるものだけでなく、資質として

「働けない・仕事ができない」

人たちです。

 

何故か無根拠に自分の能力を過信しすぎて、基礎中の基礎はおろかそれ以前の単純作業すら出来ないのに

「自分はこの程度の仕事で終わる人間じゃない」

などと愚にもつかない安いプライドのみを掲げている人。

 

結果として当時の募集枠3人のうちの1人に採用されました。

 

そしてそのまま10年間現在の職場で働き続けています。

当然、中には聴力のせいで支障をきたしたために担当を外された業務もありますが、現在では唯一の手術室専任の臨床工学技士として、手術室業務全体を任されるくらいにはなれました。

断っておきますが、決して閑職ではありません。

数ある医療機器を把握し、点検管理や手術中のトラブルに臨機応変に対応すること、業者と連携をとって様々な医療機器のメンテナンスや修理対応にかかわるということはかなり大変です。

 

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障害者雇用推進法を知ろう

ところで実は、障害者であることは就職に不利になるどころか企業によっては有利に働きます。

というのも、企業には、障害者雇用促進法という制度によって障害者を雇う義務があるからです。

全従業員のおよそ2%程度の障害者を雇用しなくてはならないため、100人中2人位は障害者である必要があります。この制度の面白いところは、雇用基準を満たしていないところから徴収して、満たしている企業に給付するところです。

 

具体的な内容はこちらを参照下さい。

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引用:法律の形と現状がザックリわかる 図解「障害者雇用」 - ATARIMAEプロジェクト

このホームページに非常にわかりやすく記載されていますので是非ご覧になってみてください。

 

つまり障害者である人は、それだけで就職を拒否される理由にはならず、むしろ企業にとっては雇用を歓迎される可能性の方が高いわけです。

ただし、残念ながらアルバイトはちょっとわかりません。正社員ではないので特に企業側に採用のノルマ等がある訳ではなさそうです。なので障害を理由にバイトを断られる可能性はあると思います。

私はそれでもバーテンダーのアルバイトなどやってましたが…。

 

ですから、もしこの記事を読んでいただいているあなたが何らかの障害をお持ちで就職、あるいは進学、あるいは結婚や恋愛、もしかしたら障害持ちにはちょっと難しい趣味を持つことなどに躊躇や遠慮を感じているなら。

 

決して諦める必要はないことを伝えたいと思います。

 

障害は就職の不利にはなりません。

※でもだからと言って何の能力もないのに雇えってのはさすがに無理がありますよ…。

 

ちなみに聴覚障害者でありながらピアノを習ったりしてみたこともあります。

 

ただし当たり前のようにド下手くそです\(^o^)/

 

いつか記事にするかも……やっぱりただの恥晒しなのでしないかも……。

*1:二次救急まででは対応できない一刻を争う重篤な救急患者に対応する救急医療

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