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かるび
AviUtlのある機能についてご質問をいただきました。

めいどさん
オブジェクトが多すぎてレイヤーが下に延びてしまうんです……。
どこに何を置いたのかわかりづらくて……。

くらげくん
モニター1枚にプレビュー画面とタイムラインじゃキツキツすぎてレイヤーを下に伸ばしたくないんだけどなんとかならない?
モニター圧迫して辛いです……。

そんな時は「Scene(シーン)」をうまく活用しましょう。

「Scene(シーン)」ってなに?という方にも分かりやすく解説します。使いこなすと色々応用出来て便利ですよ!

 

なおここまでの話が分かりづらいという方は、下記のリンク先でAviUtlの導入から説明してますので、ご自身の状況にあった記事をお探しください。

 

そもそも「Scean(シーン)」って何?

というところから説明していきたいと思います。

AviUtlにおける「Scene(シーン)」について簡単にいうと

Scene(シーン)とは?

「ある場面(シーン)をメインのタイムラインとは別のタイムライン上に作成しておくことでいつでも何度でも呼び出して使えるようにする機能」

のことを言います。

例えばある動画の中に何度も重ね掛けして使いたい表現やエフェクトがあったとします。

この時のやり方は

  1. まず普通に予定通り作成する
  2. 作成したオブジェクトをグループ化、コピーしてまた使いたい場所に張り付ける

といった操作をするのがセオリーです。

ですがこの方法は、あまり多用すると

「オブジェクトの数が増えれば増えるほどコピーするものも増えてタイムラインが散らかる」

という問題が発生します。

その問題を綺麗に整理できるのがこの「Scene(シーン)」機能です。

Scean機能自体は、エフェクトを重ね掛けする必要があろうがなかろうが

ただメインのタイムラインをきれいに整頓したい

というだけの目的で使っても構いません。

実際私はそんな風にタイムラインが散らかってしまったりレイヤー数が無駄に増えてしまう場面で使うことが多いです。

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シーン機能の使用方法

まずはAviUtl拡張編集タイムラインの左端をご覧ください。

この部分です。

左上に「Root」とありますね。

これがメインのタイムラインです。ここをクリックすると

こんな風にドロップダウンリストがずらっと出てきます。ここに「scene」が1から49までずらっと並びます。

どれでもいいのですが例えば「Scene2」をクリックすると、

こんな風に左上の「Root」だった部分が「Scene2」という名前に変わり、新しいまっさらなタイムラインが表示されます。ここに作りたい動画をいつも通り作成します。

作成したSceanはメインタイムライン上においていつでも一つのオブジェクトとして呼び出すことができ、自由に配置できます。これがScean機能です。

なお、Rootに戻せばメインのタイムラインに戻ります。

では以下で実例を用いて使用方法を解説していきます。

参考使用例をご紹介

実際にScean機能を使っている場面を確認してみましょう。

私が先日作成したにーちさん(@nych87 )の人狼漫画動画(ややこしいなw)でSceneを使用していますので、こちらを例示させていただきます。

※ちなみにその動画はこちら。良ければぜひご覧ください。

動画の中のこのシーンですが、実際に作成したAviUtlのタイムラインを見てみますと、こんな感じになっています。

画像で赤い縦線の入っている場所が上記の場面です。この部分を拡大します。

メインのタイムラインにオブジェクトとしてScean1が置かれているのが分かりますでしょうか。

こちらのScene1オブジェクトの中身は以下の図のようになっています。

縦にたくさんのオブジェクトが並んでいますね。レイヤー数にしてなんと20もあります。

ひとつの場面に並べたいパーツが多くなってくるとこのようにレイヤー数が多くなってしまうことは避けられません。

特に私が作成したこの動画では、「セリフを個々に浮き上がらせる」という演出をしたかったため個別にすべて切り離しました。

それらをワンシーンで見せようとするとどうしてもこのように縦に伸びてしまいます。

ここでメインのタイムラインをもう一度ご覧いただきますと

これです。レイヤー11と12を使ってテキストオブジェクトで歌詞を当てているのですが、該当Scean1をそのままメインのタイムラインで作成すると、歌詞の入るレイヤーが22とか23とかかなり下の方になってしまいます。

するとタイムライン全体がかなり見づらくなってしまうことが想像できると思います。

ある程度大型のモニターや2枚以上のマルチモニターを使用されている方は、多少タイムラインが下に延びてもそれほど困らないかもしれません。

ですが大抵は1画面で作業されている方のほうが多いと思われます。

であればなるべくタイムラインを無駄に広げたくないですよね。

かといって、動画を作成するときはタイムラインがある程度の範囲で見えていないと、作りづらいものです。

タイムラインの端から端まで見えている必要はありませんが、使用しているレイヤーは全部視界にあった方が絶対に作業しやすいです。

それにこれだけのレイヤー数があると、仮に作成したオブジェクトを複数コピーして別の箇所に貼り付けようとした場合、すでにあったオブジェクトに邪魔されて1部分だけオブジェクトが抜け落ちたり、あるいは張り付けようとした個所に張り付けられずタイムラインの最後尾に飛ばされるという被害が起きます。

イラっとします。

Sceneを使って整理整頓

AviUtlでは、1つのプロジェクトに対してメインのタイムラインとは別のタイムラインにオブジェクトを並べ、動画を作成することができます。

このタイムラインは、先ほどご覧いただいたようにScean1~49まで別途作成できます。これがScean機能です。

私はこのScean機能を利用して、先ほどのパーツが多い場面をScean1にこんな風に作りました。

こちらを実際にメインのタイムラインに張り付ける訳ですが、やり方は簡単。

Scene(シーン)の使用方法

  • タイムライン上のシーンを挿入したい部分で右クリック➡メディアオブジェクトの追加➡「シーン」(映像のみ!)
  • タイムライン上のシーンを挿入したい部分で右クリック➡メディアオブジェクトの追加➡「シーン(音声)」(音声のみ!)

これだけです。

注意点として、シーンに作成したものは「映像」と「音声」を別個に呼び出す形になります。

なのでScene側で音声も含めて作成した場合はメインのタイムラインでそれぞれ別に配置する必要があるので気を付けてください。

さて、 このままだと単純に「Scene」を張り付けただけで、SceneのNoが選択できません。そこで挿入したSceneの設定ダイアログを見てみましょう。

左下に注目。

見ての通り、ここでシーンを選択できます。シーン2に作ったものを呼び出したければScene2を、3を呼び出したければ3をといった具合にそれぞれ選択してください。

音声も同じです。

※ちょっと面白い使い方をしたいのなら、Scene2の映像にScene3の音声を割り当てるなども可能です。ところがそんなことをするくらいなら直接タイムラインでいじった方が計算通りできるのであまり意味はありません。

これでSceneの使い方もばっちりですね!

「Scene(シーン)」を使用する際の注意点

最後に注意点を述べておきます。

これらのルールを守らないと

 

AviUtlがフリーズします。

 

最悪今まで作成したプロジェクトが保存されずにふっ飛ぶので必ず守ってください。

 

Scene(シーン)を使用する際の注意点!

  1. SceneからSceneを呼び出そうとしない!
    下の図のようにSceneのタイムライン上に別のSceneを呼び出したりすることは出来ません。これをやってしまうと、メインタイムラインをいじってる最中にいきなりフリーズします。
  2. Scene内で「カメラ制御」を使用したものには、メインのタイムライン上でカメラ制御を当てない!
    カメラ制御の二重処理は不可です。やっぱりいきなりフリーズします。いいか試すなよ?絶対試すなよ?!
  3. Sceneの中で「カメラ制御」「グループ制御」「カメラ制御をONにしたオブジェクト」の三つを使用しない!
    体感では重ねて使用ではなくバラバラで使用してもダメなことが多い気がします。「カメラ制御をON」はオブジェクトの設定ダイアログを拡張描画にするだけでONになってしまうので場合によっては手動でOFFにするしかありません。

小難しいことを書きましたが、要はScene内でSceanの二重使用したりカメラ制御を使ったりするなということです。

これを守らずに作業しているといきなり

 

こんな感じのダイアログが出てきます。

「はい」でも「いいえ」でもどちらを選んでもフリーズして強制終了するしかなくなるので上記のルールをしっかり守るようにしてください。

めいどさん
が、頑張って作ったものがフリーズで全部台無しになるなんて恐ろしすぎます……。

かるび
ま、それを回避するために自動保存を設定しておくのも手なんだけどね。
この方法については別の記事で紹介するよ。

あとがき

ということで、Sceneのメリットとしては

  • タイムラインの整理ができる
  • Scene内の変更はScene内で行えばメインタイムライン上でもすべて反映される(当たり前)
  • 繰り返し使う表現はSceneにしておけばあとはSceneを張り付けるだけでいい

といったところです。

タイムラインが下に伸びても構わないのであれば、無理に使わなくても全く問題ありません。

実際問題Sceneをわざわざ別に作るのが嫌だという人もいます。この辺りはお好みでご利用ください。

便利な機能ですが、あえてScene機能の弱点を上げるとするなら

メインタイムライン上でほかのオブジェクトと絡ませにくい

といったところでしょうか。

前後の流れを邪魔しないように使用しないと、返って表現の幅を狭めますので使いどころを間違えないようにしましょう。

 

ところでここまで書いてきて思うのですが……

動画編集を本腰入れてやるならさすがにマルチモニターあった方が確実に捗る気がします……。

 

 

 

 

かるび
やっぱりモニターが二面以上あると色々便利だと思うの
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