AviUtlで作成した軌跡の画像
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AviUtlで作成した軌跡の画像

AviUtlで動画を作っていると、うまく作成できた演出とか動作を他の動画作成時に使いたくなることもあると思います。
簡単な演出ですぐに再現できるような場合は良いのですが一手間かかった演出を再度作り直すのは手間ですよね。

ご安心ください。作り直さなくても簡単に再現する方法があります。

オブジェクトファイルのインポートを活用する

動画編集作業をしていると、似通ったパターンの字幕を付けたりとか演出をしたりなどの繰り返し作業が増え、手間になってきます。

字幕程度なら殆どは以前の記事に書いたエイリアスで対応できることが多いのですが、エイリアスには大きな弱点があります。それが「一つのオブジェクトの設定しか保存できない」ということ。

シンプルな文字エフェクトならもう一度作るとしても大した問題はないと思われますが、複数のオブジェクトを駆使して作った演出をまた作るとなると途端に厄介になりますね。

そこで扱えるようになっておきたいのが、「.exoファイル」というものです。

スクリプトは「.exa」ファイルでした。今回は「.exo」です。お間違えの無いよう。

.exoファイルはどんな時に使えるのか

例えば上手く作れたタイムラインの中身を保存しておきたいときに使います。

以下に例を挙げて説明します。

私は正直に言ってかなりの苦手分野なのですが、こんな演出があります。

いわゆるモーショングラフィックスと呼ばれる映像演出の一種です。苦手分野だったので敬遠していて今回初めて作ってみたのですが……ヘタクソですね(笑)

多分それなりに手間と労力をかければもっと凝った演出も多分作れるんじゃないかとは思うのですが、たったこれだけでもずいぶん面倒くさい上になかなか狙ったようには作れません。

そもそもモーショングラフィックをきれいに見せるにはかなりのセンスが必要です。

見ての通り私はこの手の図形を使ったモーショングラフィックスを作るセンスが壊滅的にないので上のような短いものを作るだけでもいっぱいいっぱいです。

とりあえず、仮にこうした苦手な演出などがたまたま上手に作れたとしましょう。

「お、これいい感じにモーショングラフィックス作れたぞ?」

「なんか動画作ってたらこの演出ちょっとカッコよくできたんじゃないか?」

そういったことがあったとしましょう。

そのうまく作れた演出や効果、表現を他の動画プロジェクトでも使いたいと思ったとき、ここでうまく利用すると効果的なのが.exoファイルなのです。

ここで、申し訳ありませんが先に別の話をしておきます。

まず、このプロジェクトを保存すると.aupという拡張子のプロジェクトファイルが出来上がります。ですがほかのプロジェクトでは.aupファイルは読み込めません。

ちなみに先ほど例として載せた私のモーショングラフィックスもどき動画のタイムラインはこのような感じになっております。

モーショングラフィックスのAviUtlタイムライン

エイリアスではこれらのオブジェクトの配置までは保存できません。

では別の動画(プロジェクト)で同じ演出を使いたい場合、また最初から作り直しますか?

やだよ面倒くさい

https://www.soramimi-karubi.com/wp-content/uploads/2018/10/084281.jpg

おさる

https://www.soramimi-karubi.com/wp-content/uploads/泣く.png

かるび

だよね……。私も嫌だもん……。

そうなりますよね?
※作り方や作業の流れが身についているなら、敢えて作り直した方が微調整もでき、思いがけない演出になることもあるので一概には言えません。あくまで例えです。

ではどうしたらよいか。多分パッと思いつく方法に

「これを動画として出力してしまって動画ファイルで読み込めばいい」

などというアイデアが浮かぶんじゃないでしょうか。

それも一つの正解です。

ただしその方法には大きな弱点があります。つまり

場面に合わせた中身の改変(編集)が出来ない

のです。

た、確かに……!

https://www.soramimi-karubi.com/wp-content/uploads/745191.png

メイドさん

全体的な素材としてのモーショングラフィックはこれでいいとしても、長さや背景、音楽などに合わせた動きは別の動画で使うならその都度調整したいですよね。

https://www.soramimi-karubi.com/wp-content/uploads/ドヤ.png

かるび

実は、AviUtlにはそんな我儘な要望に応える素晴らしい機能があるんだよ。

それが、

複数のオブジェクトを配置やフィルタ効果ごとまとめて保存できる「.exoファイル」

なのです。

ちなみに.aupを「プロジェクトファイル」と呼ぶのに対して.exoは「オブジェクトファイル」と呼ばれます。
AviUtlでは画像も動画も、タイムライン上に並べるものをすべてオブジェクトと呼んでいます。

余談ですが、一部またはある程度完成した動画を出力して動画オブジェクトとして読み込み直すこと自体はもちろんアリです。

他にもフィルタ効果が重すぎて上手く確認できない場合などに、その部分だけシーンなどにコピーしておいて一度動画ファイルとして出力し、オブジェクトとして読み込みなおすことで重い動作も楽々綺麗に見ることが出来ます。こうしたテクニックも覚えておくと便利ですよ。

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.exoファイルの使い方

まずは保存方法を確認しておきましょう。

.exoファイルの保存方法

オブジェクトを配置したタイムライン上で

「右クリック」➡「ファイル」➡「オブジェクトファイルのエクスポート」

とするだけです。

.exoファイルの出力方法をキャプチャした写真

作成した内容に合わせて名前を付けてあげてください。

保存先は任意です。

一部の動画でしか使わない、一時的にしか使わないというのであれば自分の分かりやすいところに保存しておけば良いです。

ただし使い方に関わってくるので、下記を読んで自分にとって使い勝手が良い方法を考えてください。

注意点として。

タイムライン全体が.exoファイルとして保存されます。

一部分だけでいいのに、と思ったら、その部分だけグループ化してコピーするか、ctrlを押しながら左クリックドラッグで範囲指定してctrl+cで該当部分をコピーし、任意のSceneに張り付けたうえでそのSceneのタイムライン上で上記の.exoファイルのエクスポートを行ってください。

.exoファイルの使い方と保存先の関係

保存先はとりあえずどこでも大丈夫です。

後で使い勝手のいいところに移動すればいいだけですので、まずは使い方を知っておきましょう。

.exoファイルの使い方は3通りあります。

  1. タイムライン上で「右クリック」➡「ファイル」➡「オブジェクトのインポート」で該当するexoファイルを指定。
  2. タイムライン上に.exoファイルをそのままドラッグ&ドロップする。
  3. タイムライン上で「右クリック」➡「メディアオブジェクトの追加」➡「exoファイル」フォルダ➡「.exoファイル」を選択し、「Scene」として使用する。

それぞれ詳細に説明していきます。

1.タイムライン上で「右クリック」➡「ファイル」➡「オブジェクトのインポート」で該当するexoファイルを指定。

AviUtlのタイムラインで.exoファイルを開く方法
.exoファイル

すると以下のようにタイムライン上に先ほど作ったオブジェクトがそのまま並びます。これは便利!
.exoファイルをインポートしたタイムライン

2.タイムライン上に.exoファイルをそのままドラッグ&ドロップする。

.exoファイルをタイムライン上にドラッグ&ドロップ
やっぱりオブジェクトがずらっと並びます。

.exoファイルをタイムライン上にD&Dしたところ

3.タイムライン上で「右クリック」➡「メディアオブジェクトの追加」➡「exoファイル」フォルダ➡「.exoファイル」を選択し、「Scene」として使用する。

右クリックから「Scene」として挿入している画像

これまでと違ってエイリアスのような使い方をしています。このやり方は.exoファイルを以下の方法で保存しないと使えません。

とりあえずまず最初にこの方法の詳細を説明しておきます。

まずこのやり方で.exoファイルを読み込むと、Root上のタイムライン上には.exoファイルがこんな感じで「Scene」として挿入されます。

Sceneとして挿入された.exoファイル
オブジェクトとしての中身は編集できないのか?と焦るかもしれませんがご心配なく。
左上のRootをクリックしてScene選択ダイアログを開いてみましょう。

Sceneダイアログ
Sceneの一つとして「MG練習.exo」がありますね。図形のオブジェクトはこの「MG練習.exo」のタイムライン上に配置されています。

Scene内のタイムライン
この方法のメリットは言わずもがな、ファイルを保存したフォルダを開く手間が省けることと何より「Scene」扱いが出来ることによって既に作成途中のプロジェクト内で.exoファイルを使う際に他のオブジェクトの邪魔にならないという点です。

ご注意ください!

ただし、この方法を使用する際には注意点があります。

該当するSceneを選択した状態でScene名の上で右クリックをし、シーンの設定を開きます。

出てくる設定ダイアログ上で「アルファチャンネルあり」にチェックを入れてください。

こうしないと上手く表示されません。

それぞれの違いを把握したうえで、ご自身の使いやすい方法でご利用ください。

では次項目で、3の方法を使うための.exoファイルの保存方法をご説明します。

.exoファイルをSceneとして使うための保存方法

作成した.exoファイルをAviUtl.exeのあるフォルダ(一応このブログシリーズでは「AviUtl100フォルダ」ということになってますね)の中に「.exoファイル」というフォルダ(フォルダ名は任意)を作成し、その中に入れます。

「AviUtl100」フォルダ
 ⋮⋯AviUtl.exe
 ⋮⋯「exoファイル」フォルダ ←新しくフォルダを作る
   ⋮⋯○○○.exo ←そのフォルダの中に保存

このような構成で保存した後で、一度AviUtlを再起動すれば、タイムライン上で右クリックをしたときに

右クリックから「Scene」として挿入している画像

図のように「メディアオブジェクトの追加」から「exoファイル」フォルダおよびそこに保存した.exoファイル(図では「MG練習」)が選択できるようになります。

https://www.soramimi-karubi.com/wp-content/uploads/泣く.png

かるび

ところがここで残念なお知らせです。

ここまで延々とexoファイルをエイリアスのようにSceneとして簡単に挿入出来る方法を説明してきましたが、個人的にはこの「メディアオブジェクトの追加」を使用する方法だと、非常にバグが多い気がしているのであまりおススメできません。

単純な動作のexoファイルならいいのですが、フィルタを多用したり処理の重い動作を行ったファイルは何故か上手く読み込めたり読み込めなかったりとムラが多いので、私はフォルダから直接exoファイルをドラッグ&ドロップして使用しています。
タイムラインが散らかると思われるかもしれませんがそうでもありません。散らかるのが嫌なら自分で任意の「Scene」上にドラッグ&ドロップし、シーンとして利用をすればいいだけです。

最後に

.exoファイルはエイリアス同様に配布が可能です。

勿論特定の画像などは共用出来ないので、ご自身で用意していただく必要がありますが、画像などを使わないモーショングラフィックのようなものなら簡単に共有可能です。
AviUtl仲間同士で作って交換しあうのも面白そうですね。

さて、慣れないモーショングラフィックで心が荒んだのでパーティクルと軌跡で遊んだ妖精動画を披露して終わりにします。お疲れ様でした。

※この演出の作り方は超有名な
https://www.youtube.com/watch?v=pZYXMjOY1Yc
を参考に少しだけアレンジしたものです。

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