AfterEffectsで動画編集をしてみたいと考えている方へ
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動画編集はAviUtlをメインに使用してきた私ですが、実は5月ごろから思うところあってAdobeのAfterEffectsでの編集にチャレンジしてきました。

AterEffectsに慣れると、例えばこんな画像を手軽に作成することが出来るようになります。

実はこの動画は私がすべて0から作成したものではなく、ロイヤルティフリーのテンプレートを編集したものです。テンプレートを使うことでAfterEffects初心者でも手軽にこのくらいの動画を作成できる、という事例を示すためにあえてテンプレート編集です。

AfterEffectsはテンプレートが非常に充実していますので、AfterEffectsそのものをあまり詳しく扱えなくても、テンプレートの取り扱い方法さえわかってしまえば初心者でも比較的手軽にそれなりの動画を作れるようになるという事です。

ただし、ほとんどのテンプレートは有料です。そしておしゃれでカッコいいものはほぼ海外製。海外製のテンプレートは当然すべて英語ですし、作り込まれていることが多く、構造が複雑で初心者には返って分かりづらく、日本語フォントが上手く扱えずに苦労することも多々あります。

そのあたりも踏まえて、これからAfterEffectsを使ってみたいという方に向けて実際に私が感じた点について書いていきます。

動画編集に興味がある方、AfterEffectsって何だ?と思っている方に、少しでも参考になれば幸いです。

AfterEffectsとは何か

平たく言えば画像加工ソフトなのですが、出来る事が幅広く、思いつく表現はおよそ作成可能です。

静止画や動画にエフェクトを追加したり、全く何もないところから映像を作り出したり、画像を重ね合わせて合成したり……などなど。挙げだしたらきりがありません。

一方で、基本的には「ある画像や映像に加工を加える」ことを得意とするため、このブログ内でたびたび紹介してきたAviUtlと違って「動画と動画をつなぎ合わせる」とか「シーンを切り替える」ことは苦手な傾向があります。

そうしたAfterEffectsの弱点を補うソフトが、同じAdobeの「Premiere Pro」です。こちらは逆に、画像や動画にエフェクトを加えることは苦手ですが、長さを調節したりカットして順番を入れ替えたり、動画と動画のつなぎ目を演出(トランジションといいます)したりすることが得意です。

似たようで異なるこれらのソフトはお互いに連携させることが可能で、Premiere Proで大枠の動画を並べて順番を決めつつ、個々のシーンにAfterEffectsでエフェクトを加える、といった作業が可能です。

かるび
そう考えると、ひとつのソフトで映像へのエフェクト加工とつなぎ合わせの編集ができてしまうAviUtlは、無料なのにどれだけ優秀なソフトなんだと気づかされますね!
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AfterEffectsで何ができるのか

例えばこんなことができます。

1.宇宙空間

素材などはもちろん別途用意する必要がありますが、 こうした映像を全て手作業で作成することが可能です。

エルフちゃん
えっ?これ全部手作業なの?
かるび
やりようによっては手作業でも出来るし、AfterEffectsにもある程度映像の作成を簡単にしてくれる「プラグイン」があるからそちらをうまく利用する方法もあるよ。

AfterEffectsにもAviUtlでおなじみの「プラグイン」という追加機能をインストールすることが可能で、プラグインを使用することでより簡単に作成出来るようになります。

例えば上の動画における宇宙空間にたたずむ地球などはORBという無料プラグインで作成可能です。

ただしこうした無料プラグインは基本的に簡単なことしかできません。
何でもできる便利なプラグインは有料のものが多く、しかも高いです……。個人的には趣味で扱う分には無料プラグインだけで充分だと思います。

例えばこちらの動画に使われている表現は、AfterEffectsの標準機能だけでは少し難しいでしょう。出来なくはないと思いますが、TRAPCODE社のPARTICULAR 4.1という有料プラグインがあったほうが遥かに簡単に作成できます。

PARTICULAR 4.1 はこちらのサイトで購入可能ですが、それなりに値が張るので購入の際は本当に必要かどうかしっかり考えましょう。

2.オーラとか炎とか

こちらは動画内でも解説されているように無料のプラグインで作成可能です。慣れればライトセーバーでスターウォーズごっこなども編集できてしまいますね!

3.おしゃれなデモタイトル

こういったちょっとおしゃれなデモタイトルを作成することも可能です。

このように、すでにある動画や画像に加工するといった点においては、AviUtlではいまいち表現しきれないリアルさも表現可能です。

もちろんそれだけでなく、加工する画像がなくともモーショングラフィックなどを演出することができます。ただしそれなりに知識やセンス、技術が必要となってきますが……。

全体的に、加工・編集・合成といった動画編集の基本を作成する面では他の追随を許さない高性能ソフト、それがAfterEffectsです。

AfterEffectsを利用するためには

AfterEffectsはAviUtlと違って有料ソフトです。使用するためにはソフトを購入しなくてはなりません。ところがその購入システムが若干複雑というか、厄介です。

このAdobeの購入プランは、Adobe Creative Cloud(アドビクリエイティブクラウド)と呼ばれています。よくAdobeCCと省略されています。

このAdobeCCですが、前述したようにいくつか初心者には敷居の高い問題点があります。以下にリストアップしてみました。

  • 月額課金制であるため買い切りはできない
  • AfterEffects単体でも課金することは可能だが割高(月額2,480円)
  • コンプリートプランで契約すると割安(月額5,680円)だがそんなにたくさんのソフトを使いきれるかどうか?
  • お試しもあるが30日間なので使い方を覚えるだけで終わってしまうかもしれない

仮にコンプリートプランにした場合、月額約6000円を今後も使い続けられるかどうかわからないソフトに払い続けることが出来るかどうか、要熟考です……。

その昔Photoshopなどを使っていた人は、当時のPhotoshopが買い切りソフトだったことを知っていますので、このシステムの変更にかなり面食らってしまうようです。現在ではクリップスタジオなどの安価で優秀なイラストソフトも出回っているので、イラストレーターやデジタル作画する方はクリスタユーザーが多いのではないでしょうか。

現状では、例えばAdobe illustratorやPhotoshopを使用して自身で絵を描きつつ動画を作成する、といったマルチな創作活動をしている方でないと、AdobeCCはもったいないプランと感じてしまうことでしょう。

黒エルフちゃん
アンタは何プランにしてるの?
かるび
私はコンプリートプランだね。
黒エルフちゃん
全部盛りの高いヤツじゃない!
いやらしいわねこのセレブ野郎!
かるび
せ、セレブ野郎……?
貧乏暇なしなんだけど……。

こうした敷居の高いAdobeの製品ですが、実は私の場合たまたま運よく大学附属病院の職員であったため、アカデミック版で契約することができました。こうなると価格は月額1,980円!格段に安くなりますね……。

ただし、1980円なのは初年度だけで、翌年からアカデミックでも2980円になりますのでご注意を!

もし、あなたが私と同様に大学附属病院の職員であるとか、学生であるとか学校の教職員であるとかそうした立場にいるのであれば、アカデミック版を利用しない手はありません。ぜひ確認してみましょう。

また、通常の会社員などの方でアカデミックプランが利用できない方も、合法的にアカデミックプランで契約することが可能です。

それがオンラインスクールに加入する方法です。

アドビソフト+動画講座受講セット 最大82%OFF~

こちらのスクールであれば、使い方を学習しつつAdobeのソフトもアカデミック版で契約できるので、1からしっかり学びたい人にとっては有用だと思います。

私のようにはじめからアカデミック版で購入できる人でも、しっかり学びたいのであればスクールに入ることは確実な方法です。

というのも私の場合ですが、AviUtlでの動画編集の土台があったので、何とかなるだろうと高を括ってスクールの受講はしませんでした。ところが結局公式のチュートリアル動画やノウハウ動画、使い方の解説されている記事などを探し回る羽目になり、非常に苦労しましたので、やはり全く初めて触るのであればスクールに入っておいた方が無難でしょう。

実際にAfterEffectsを使ってみる?

無事AfterEffectsを契約、インストールしたとしてさあ動画を作ろう!と思っても実はそう簡単にはいきません。

というのも正直に言ってAfterEffectsは使いこなすことももちろんですが、はじめに取り掛かること自体が非常に難しいソフトです。

編集画面はこのようになっています。

どのソフトでも使い始めはそうですが、AfterEffectsは輪をかけてパッと見で何がどうなっているのか正直に言って分かりにくいと思います。まずこの構造を理解するだけで一苦労です。

さらにこの画面構成は自由にカスタマイズが可能です。そのせいで返って慣れてないうちは変な操作をしてしまうことが多々あります。パネルがあっちにいったりこっちにいったりいつの間にか拡大されていたり元に戻す方法が分からなくなったり……とその自由度の高さが逆にわかりづらさにつながってしまっている印象です。

そして用語も専門的。動画編集に何かしら関わっていた人ならそれほど抵抗はないかもしれませんが、AviUtlでそこそこ編集作業をしていたにもかかわらず、最初はチンプンカンプンでした……。

AfterEffectsの基本用語と解説
  • フッテージ:素材のこと。画像、音楽、動画など。
  • コンポジション:動画を作成するための入れ物のこと。最初はこの概念が非常に掴みづらい。
  • レイヤー:Photoshopやイラストレーターなどでおなじみ、階層のこと。AfterEffectsの場合は一番上が一番手前。AviUtlは一番上が一番奥。両方のユーザーは最初に混乱する。
  • プロジェクト:作成・保存したAfterEffectsの編集ファイルそのもの。プロジェクトファイルという言い方をする。拡張子は.aep ちなみにAviUtlは.aup
  • タイムラインパネル:フッテージやコンポジションを時系列に並べる場所。
  • コンポジションパネル:今現在観ているコンポジションが表示されるパネル。
  • プロジェクトパネル:フッテージや作成したコンポジションを管理するパネル。

そしてさらに難解なのがその独特の構成手法。AfterEffectsでは、ある1シーンを作成するために「コンポジション」の中に「フッテージを並べて加工する」という作業が基本になります。 その1シーンとは、ちょっとした一部分でもいいですし、全体でもいいわけです。つまり動画全体も一つのコンポジションとして捉えるわけですね。

ということでAfterEffectsにおける動画編集は、「コンポジション」に始まり「コンポジション」に終わります。

「コンポジション」の中に「コンポジション」を入れることなど当たり前、この「コンポジション」にそれぞれ、「All movie」や「シーン1」などのコンポジション名を入れて構成していくことになります。ここが始めのうちは非常に分かりづらい部分です。特にAviUtlやPremiere Proなどに先に慣れすぎた人には面食らうと思います。

AfterEffectsにおける動画編集作業の一連の流れとしては大まかにいうと

  1. 新規コンポジションを作成
  2. コンポジション内でタイムラインにフッテージ(動画や画像)を並べて様々な加工を施す
  3. こうして加工・編集したコンポジションを必要なだけ作成する
  4. 全体のコンポジションを作成して個別コンポジションを並べて一連の動画にする
  5. レンダキューまたはAdobe Media Encoderに書き出す
  6. 動画ファイルにレンダリング

といったワークフローになります。とはいえここは作り手の考え方次第で多少変わります。それこそいろいろな作り方を自由にできるため、かえって取っ掛かりが分かりづらくふわふわしたものになってしまっている印象です。

この点からも、やはり基礎から学べるスクールの有用性が分かるというものです。

まとめ

なんだかネガティブな面ばかり挙げてしまったようですが、これら最初のとっつきづらささえクリアしてしまえば、AfterEffects自体は非常に優秀なソフトであることは間違いありません。

CMなどもAfterEffectsで作成されていたりするくらいですから、文字通りプロ御用達の万能ソフトです。その分使いこなすにはかなりの努力と時間と経済力を必要とするでしょう。

それでも使用してみたい方はぜひチャレンジしてみてください。私もこれから少しでもいろいろな作品を作って公開していけるよう頑張りたいと思います。

多少お金をかけることが出来るなら、はじめのうちは有料テンプレートを購入するのも良いでしょう。ほとんどの場合、説明書や仕様書が付属しており、写真や画像を指定の位置に挿入するだけで手軽に動画を作成できるように構成されています。

こうしたテンプレートで、プロの構成を実際に確認し、自分で作れるようにフィードバックしていくと上達も早いと思います。私も結婚式動画などのスライドショー的な動画作成では、こうしたテンプレートを使わせていただいたり、完全オリジナルの場合でもある程度参考にさせていただいたりしています。

テンプレートダウンロードでおすすめはこちら。

StoryBlocks

こちらのサイトは月額課金制ですが、4000円ほどのアンリミテッドプランに入ってしまえばダウンロード無制限なうえにロイヤルティフリーで永久に使用可能。商用利用も可能なすごいサイトです。

めぼしいテンプレートをダウンロードしたら、使わなそうな間は一度課金を止めてしまえばOK。退会も再加入も手軽にできるので、必要な時だけ月4000円で可能な限りのテンプレートを頂戴してしまうというちょっとズルいことが出来てしまいます。

私もこちらからいくつかテンプレートを購入し、使用させてもらいました。実は冒頭のプロモーションビデオもここから購入したものを編集したものです。

他にもYouTubeなどで先達が色々なテクニックを動画で解説してくれています。

ダストマンチップ様

TORAERA DOUGA 様

Action Planetあくしょんプラネット 様

これらの方々のテクニックを勉強していけば、ほぼ困ることはないでしょう。

次々と色々な表現ができるようになるので、始めてすぐの、ある程度しんどい最初の壁さえ乗り越えてしまえば、どんどん楽しくなってくると思います。興味があるうちが華です。ぜひトライしましょう。

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