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補聴器装着時の違和感問題が多少なりとも改善されたら、聴こえの調整をしっかり行いましょう。本来はこちらがメインです。納得いくまで何度も繰り返してください。

 

妥協は絶対にダメ。とことんまで追求すべし。 

ということでいよいよメインディッシュ。

 

聴こえの調整

 

に入ります。

 

根気のいるところですよー。

補聴器やさんも使用者も、顔を突き合わせてお互いにあーでもないこーでもないもっとこうしたいあーしたいアレはできないこれなら可能と喧々諤々します。

 

とことんまで突き詰めましょう。

 

妥協ダメ。絶対。

 

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装着の違和感は減った。しかし……?

 

さて、補聴器がメガネや義手と大きく違うところは、装着の違和感を低減出来たら次に聞こえの違和感を微調整していく作業が必須となることです。 

 

補聴器も同様に、聴こえなかった音が聴こえる様になると難聴者はかなりびっくりします。

 

 

 今まで聴こえづらくて不便を感じていたはずなのに、いざ補聴器を使ってみたら思いのほか聴こえなくても構わなかった余計な音が聴こえてくることに存外ストレスを感じるもの。

 

 

例えばビニール袋のこすれ音や窓のカラカラ音、何かを机の上に置いた時の音、紙をめくったときのこすれあう音、新聞紙のガサガサ音など、生活していくうえで必ずしも聴こえなくても不都合がなかった音が突然聴こえる様になる人もいます。

 

私も初めて補聴器を使ったときはビニール袋や紙のこすれ音が非常に不快でした。

 

ですがこういう音だけを都合よくシャットアウトすることは出来ません。

可能な限り雑音を抑えることはできますが、人それぞれ雑音と感じる音の種類は異なります。

 

補聴器側では何が雑音で何が雑音でないかを完全に切り分けることは不可能です。

そのため、ある一定のルールに従って雑音かそうでないかを機械的に区別しているモノがほとんどです。

 

 

定常騒音と呼ばれる日常の雑音

いわゆる生活音とでも言いましょうか。

普段気にして生活している人はほとんどいないと思われる、日常の生活の中で普通にしている音です。

ところが私たち難聴者は、難聴の度合いにも拠りますがこうした「日常の音」を聞き取れていない事が殆どです。

 

夕方お母さんが台所で夕飯の支度をするときに包丁でまな板を叩くトントンという音

 

日常の喧騒のようなガヤガヤした感じ

 

どこか向こうの公園で遊ぶ子供たちの笑い声

 

電車の通るガタゴト音

 

車のエンジン音

 

庇から落ちる雨音

 

窓を開けた時のカラカラ音

 

こうしてブログを書いているときのキーボードをたたく音

 

 

これらの日常的にそこかしこでしている普通の音は、普段聞こえることを意識していないでしょう。

 

私は補聴器を着けていなければこうした定常騒音の殆どが聞こえません。

子供のころはもう少し聞こえていたように思いますが、もはや記憶も曖昧です。ですがなんとなくこれはあの音、アレはこの音、という記憶は残っているのでしょう。

 

ですので初めて補聴器を使ったときに、普段あまり聞こえない音が割とはっきり聞こえてきたときにも、それほど違和感を感じずに済みました。

 

ですが生まれつき難聴の度合いが酷く、これらの定常騒音が聞き取れていない人が補聴器を着用することによって定常騒音を聞き取れるようになってくると、かなり驚くといいます。

 

その音が何の音なのか分からない

 

事にかなりストレスを感じます。

これは私程度の難聴者でも経験したことですし、健聴者の方々でも覚えがあるのではないでしょうか。

 

え、何これ何の音?

 

と、普段聞きなれない妙な音には誰しも不安を感じるもの。

 

それは難聴者が始めて補聴器を着用した時、あるいはもっとパワーの強い補聴器に付け替えたときに感じる不安でもあるのです。

 

聞こえないことに不便を感じていたのに、聞こえることでまた不安を感じる。

 

この逆説的ともいえる妙な感覚を持ちながら、難聴者は日々生活しています。

 

 

現在の補聴器は、聞こえの音量そのものを引き上げつつ、こうした定常騒音をある程度騒がしくない程度にカットする機能がついています。

 

これが雑音抑制機能と呼ばれる機能です。

 

ずっとしているノイズのような日常音を「定常騒音」としてカットしてくれる訳ですね。

ですがこれらも、あまりカットされ過ぎても困りもの。

これらのバランスをどう処理していくか、この辺りが補聴器メーカーの腕の見せ所なのかもしれませんね。

その雑音抑制もある程度利かせ方を調整できます。

この辺りのバランスも、やはり購入後の調整次第です。

 

そして補聴器メーカーがたくさんあるのも、それぞれのメーカーに色々な考え方や機能の持たせ幅があるからでしょう。

 

あれだけ小さい機械の中に、それだけ複雑な機能が詰め込まれているのです。

個人的にはもっと安いと色々試せるのですが開発にかかる費用や対効果を考えると補聴器がかなり高価になるのも已む無しと思います……。

 

 

そんなに騒音にさらされていて大丈夫?

そんな定常騒音に日々晒され続けて我々は生活しています。

 

人の耳、あるいは脳は、自分の聞きたい音だけを聞くという能力が先天的に備わっているそうです。

有名な言葉で「カクテルパーティー効果」と言います。

少し難しく言うと「音声の選択的聴取」というそうで、Wikipediaに詳しく載っています。

カクテルパーティー効果(カクテルパーティーこうか、cocktail-party effect[1])とは、音声の選択的聴取 (selective listening to speech) [2]のことで、選択的注意 (selective attention) の代表例である。1953年心理学者のコリン・チェリー (Cherry) によって提唱された。カクテルパーティー現象ともいう。

(中略)

カクテルパーティーのように、たくさんの人がそれぞれに雑談しているなかでも、自分が興味のある人の会話、自分の名前などは、自然と聞き取ることができる。このように、人間は処理して必要な情報だけを再構築していると考えられる。この機能は音源の位置、音源毎に異なる声の基本周波数の差があることによって達成されると考えられる。つまり、このような音源位置の差や基本周波数の差をなくした状態で、複数の人の音声を呈示すると、聞き取りは非常に難しくなる。

その一方で、人間はトップ・ダウンな情報も動員して聞き出しをしている側面もある。聞きたい人の声の特徴や、その人が話すであろう会話の内容や口癖などについては、実際にはその音声が確実に存在しているというボトム・アップな証拠がないような場合でも「聞こえたつもり」に感じることができる。また、実際のカクテルパーティーのような状況では、話し手を視覚的に確認することができることによって、その人の口の動きなどから得る情報で、聞こえを補っている可能性も否定できない。

それは、聞きとれない音も補完したり、また、聞こえた音の中でも、都合のよい音が、に伝達されると、考えられる。

さらに音楽においても、オーケストラ演奏などにおいて、複数の楽器がそれぞれ別のメロディを奏でている時にも、特定の楽器のメロディだけを追って聞くことができるのも、同じ効果である[要出典]

出典:カクテルパーティー効果 - Wikipedia

 

さて、私は多分この音の選択的聴取というものがあまり上手く出来ていません(;^_^A

これは補聴器を付けていても同じです。

喧騒の中では騒音も同様に聞こえてきますので、会話が殆ど成り立たず、口元を見るしかない状態です。

 

まさにこのカクテルパーティー効果で、飲み会などで騒がしい中、周りの人たちは良く会話できるなといつも思っているのですが、多分こうした能力を意識せず発揮しているのでしょう。

 

ですが上記の引用にもありますが、健聴者でも口元をみて無意識に補完している可能性はあるとのことですので、果たして「ちゃんと聞こえているのかどうか」を証明するのは中々難しそうです。

 

 

じゃあ補聴器はどう調整したらいいの?

結局のところ、難聴者が補聴器をどう調整して行ったらいいのかは

 

不快に感じない聞こえ方を得られるかどうか

 

に焦点を当てていいと思っています。

 

音量だけ大きくすればいいというものでもなく、かといって騒音だけシャットアウトすればいいというものでもない。

周波数ごとに聞こえ方を調整し、うるさすぎず聞こえなさすぎず、不快に感じないポイントを探す。

これが補聴器調整の役目です。

少なくとも私はそう考えます。

 

音量は今の補聴器なら大抵リモコンやボリューム機能がついていますので、そこで調整すればいいことです。

 

それよりもどの程度定常騒音をカットしたらよいか、どの周波数の音を聞き取りやすくしたらよいか、あるいは制限したらよいか。

 

そこをとことんまで追求するべきです。

 

また、最近では一つの補聴器に複数の聞こえ方を設定できるプログラミング機能が備わっていますので、シーンごとに設定をプログラムしておくのも手です。

 

例えば仕事中の聞こえ方

 

電話中の聞こえ方

 

レストランや騒がしいところでの聞こえ方

 

こうした状況別の聞こえ方の設定を作っておくと、もしかしたら便利なのかもしれません。

 

ところが、このプログラミング機能には実は弱点があります。

 

音の聞こえ方にはある程度「慣れ」が必要です。

 

メガネも度を変えて新調したりすると、当初は歪みが気になって頭がクラクラしたりする経験は誰しもあるとおもいますが、音も同じです。

 

普段から使用している補聴器の「聞こえの設定」には慣れていても、特定のシーンでしか使わないような設定に急に変更すると、かなりの違和感を感じます。

この聞こえ方の設定の変化が顕著であればあるほど、違和感は強いものになってしまうわけですね。

 

結果として、いつも使っている設定が一番聞き取りやすいということになってしまいかねません。

 

実は私の補聴器は標準で3つの聞こえ方の設定をすることが可能で、リモコンでいつでも変更できるのですが、仕事(日常)用、電話用、食事(レストランなど)用とプログラムを作ったにもかかわらず、結局ずっと仕事用モードしか使っていません(;^_^A

 

これから補聴器を作成する場合は、こうしたことも踏まえてプログラム機能を考えた方がいいように思います。

 

プログラム機能が外せないなどの場合は、シーン別のプログラムをあえて作らず、すべて同じ設定にするのもアリです。

 

もしシーンごとに設定を作るなら、あまり極端に聞こえ方を変えない方が使いやすいかと思われます。

 

 

いずれにしてもこうした聞こえの調整は時間をかけて行うものです。

 

慌てずに、特に最初の1~2か月は毎週補聴器センターに通うくらい微調整を繰り返してもいいとは思いますが、ただ、設定した聞こえ方に慣れるのにも時間はかかりますので、あまり短期間に設定を変えすぎるのも落ち着かないですね。

 

そこは補聴器センターの担当者と相談して調整の頻度を調整しましょう。

 

 

補聴器を買ったはいいけどイマイチ使いづらいと感じている方、ひょっとしたら調整不足かもしれませんので是非一度購入した補聴器センターに相談してみてください。

 

 

せっかく買った補聴器です。とことんまで調整して、より良い補聴器ライフを送っていきましょう!

 

 

 

 

珍しく少し硬い内容のブログを書いてちょっと疲れたかるびです。

 

宜しければご意見等頂けましたら飛びあがって喜びますので、お叱りご批判などあるかと思いますが気軽にコメント頂けたらと思います。

 

 

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